表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
689/2233

おはよう、ネネクレア

ネネクレアが目覚めると、そこはキーネ商会の店内カウンターであった。

いつも通り居眠りをしていたのだ、と思ったネネクレアは伸びをして、奥で作業するキーネの方向に向き直った。


「おはようございますなのです」

「起きたかい」


大口を開けて欠伸(あくび)をするネネクレアを一瞬見やったキーネは、微笑を口に浮かべて、手元の作業に戻る。

何やら小瓶の液体を、水差しの様な広口の容器にあけて、混ぜてゆくキーネを見ながら、ネネクレアはもう一度伸びをした。


「何か忘れてる気がするのです」


ネネクレアがそう言い終わった瞬間、二階の扉が閉まる音がした。

そして階段が軋む音がして、何かが降りて来る。

現れたのは、恰幅のいい男と、痩せた男の二人。

恰幅のいい男は、長い金髪に髭もじゃの汚い風貌だ。

もう一人は黒髪、黒ひげ。

こちらも決して清潔感があるとは言えない風貌だ。


「おいババア、何か食わせてくれ」

「ババア、何か食わせてよー」


セオドールとダーハムだ。


「あーっ!?」


ネネクレアはセオドールを指さし、叫ぶ。

風呂に入ったであろう、こざっぱりしたセオドールとダーハムが、ニヤニヤしながらネネクレアの前まで来る。


「起きたか、お嬢ちゃん」

「ごはん食べようよ、お嬢ちゃん」


ネネクレアが口をぱくぱくと開閉していると、扉が勢いよく開いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ