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液体炸薬
「冗談はさておき。何で爆発した?」
ステータスを開く穴倉。
スキル欄を閲覧する。
溶解液の下に、それはあった。
「熱風波。そして液体炸薬……」
熱風波は、心臓を冷やそうと噴き出した超高熱の風が、スキルと判定されたものである。
そして液体炸薬は、爆発したあれだ。
穴倉は、熱風波には些かも興味を持たず、液体炸薬を鑑定する。
「俺の血が混じった熱風と溶解液(胃液)が反応すると、爆発する液体炸薬になるのか」
穴倉は片目を細めて、嫌なものを見る表情になった。
溶解液(胃液)が引っかかったのだ。
「ゲロなのか」
服部も悲惨な転生だったらいいのに、と呟く穴倉は、山に降り立った。




