550/2233
自由のSARU
ギルバーティの目が玉虫色の輝きを得て、強く煌めく。
そこにあるのは敵意。
そして幾ばくかの懐かしみ。
口は笑みの形に歪んでいる。
視線の先には、あの頃と変わらぬ姿のSARU。
先程までの様な揺らぎのないSARU。
「使命果たすぜ魔拳のサダメ!」
SARUが睨むはギルバーティ。
そしてアプリコットである。
イオ、そしてビクトーは臍を噛む。
「マネーいらねぇ!何もいらねぇ!」
カプリスは嗤う。
SARUが何をしようとしているかが、三人には瞬時にわかった。
「怒りと!力と!自由の魂!俺の名はァ!」
SARUがしようとしていること。
それは、魔王討伐。
目の前の魔王は全て標的だ。
それがかつての。
「魔拳のォ!SAAARUUUU!」




