繋がるふたり
しばしの沈黙。
「私だけに刻みつければいいじゃない」
次第に赤面し、耳まで赤くなる瑠璃。
そしてアリスも赤面する。
「なっ!?ぬんぐぉへ…んぐぐ、可愛いわお前ー!」
そしてアリスは瑠璃に強く抱きつき、瑠璃の胸に埋めた顔を上げて笑いかけた。
瑠璃もはにかみ、緩く腕を回してアリスの頭を抱き寄せた。
そして目を閉じながら唇を重ねる。
アリスは目を開いていたが一旦閉じ、また開けて優しく目を細めた。
唇が離れると、どちらともなく強く抱きしめ合う。
不意にアリスが腕の力を緩めるが、瑠璃は気持ちを込める様に強く抱きしめ続ける。
アリスがまた、目を閉じる。
「背、縮んじゃったわね、あんた」
「きっとまだ成長期だわ」
「ふふ、そうね」
「池中…俺、お前が好きだわ」
瑠璃の心が満たされてゆく。
「私もよ、アリス」
「ずっと一緒にいてほしいわ」
「一緒にいるわよ」
「ずっと好きでいてほしいわ」
「好きでいるわよ」
「離さないでいてほしいわ」
「離さないわよ…!」
瑠璃の目からは涙がこぼれていた。
アリスが優しく、瑠璃の目元を拭う。
「瑠璃…」
「アリス…!」
二人は、再び唇を重ねる。
アリスが瑠璃の閉じられた唇に舌を這わせ、緩やかにこじ開ける。
瑠璃は少し目を開け、上気した様に頬を染めながら目を閉じ、アリスの舌に応えて唇を緩く開いた。
そして優しく這い回るアリスの柔らかな舌に、瑠璃は無我夢中で自分の舌を絡めた。




