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三人の変化

仮面のバイザーから、アダム、いや、亜実が真剣な表情で二人を見据える。

真剣ではあるが、セオドールとダーハムへの敵意や品定め、懐疑的な色はない。

セオドールとダーハムも、亜実を見る。


先刻までの亜実は、何を考えているかわからない魔物ではあったが、今は違う。

アダムを大事だと言う亜実には、本気の激情があった。


単なる宿主、寄生する為の体に対する感情には見えなかった。

本物の感情の発露には、ほだされるものがあった。


根の異容を目撃した時の様な恐怖は、セオドールはもうかんじなかった。


ダーハムも、恐怖にかられた表情ではなくなり始めていた。


感情の発露を経ての邂逅に、危険は今はないとわかる。


亜実の眼差しが、自分たちと同じことを考えていると、わかったからだ。


「間に合いますよね?」


亜実の目には不安の色。

それが、セオドールとダーハムをさらに安心させた。


「余裕に決まってんだろ」

「俺ら二人だけじゃなくて、アミもいるから三人だしねー」


三人が共に見るは、眼下に広がる、奈落の様な空だ。

その奥に渦巻く、重力渦が今の目標である。


「…渦、大きくなってますね」

「ちょっと早過ぎねーか?」

「早いよー。早く消さないとー」

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