スライムの実験2
まず、食糧問題と戦闘問題が先に来る。これを解決するには、強くなるのが一番いい。だが、アリスでさえまだLV1だ。私はLV5から爆発的に強くなるらしいが、そこまでひとりでLVを上げるというのは、現実的な手段ではないと思う。
となると、私が頼るべきはスキルや、スライムという特性ということになる。その線で打開策を見つけるというのが、私には合っているのではないだろうか。
まずは、私が持っているスキルを見てみる。
『水魔法無効』
『モードチェンジ(ポーション使用による)』『疑似声帯:LV3』
『念話:LV1』
とある。
水魔法無効はアリスと試してみたが、単に体内に水を取り込む結果になった。アリスが使う破滅的な威力の強大な水魔法ですら、小さな飛沫程度にしか感じなかったので、水系統の攻撃に対しては、無敵に近いのではないだろうか。スライムの特性も考えると、水系統のスキルを複数発生させ、掛け合わせることによって、何らかの攻撃手段を作り出すのが、私にとっての主力となるのではないかと思う。
上位魔法を食らうと、かなりの量の水を取り込んで体が大きくなってしまったので、その時はそのまま全部放出した。だが、体内の水を圧縮、なんてことが出来るかもしれない。…と思ってやってみたら出来た。『水圧:LV1』を獲得出来た。ビー玉大にまでなってみたら、矢継ぎ早に『水圧:LV5』まで上がった。これは攻防一体の有用なスキルを手に入れた気がする。ビー玉っぽいから何となくコロコロと転がってみたら『転がる:LV1』を手に入れた。移動速度が速い。足が遅い私にとってはこれも有用なスキルなのではないだろうか。
…いつも、何かと転がり続けている泥島がこの『転がる:LV1』を獲得出来ていないのは、一体何故なのだろうか。




