表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
490/2233

森祭司なわけがない

「見たか?」

「見たよー」

「ずらかるぞ、あれはヤベー」

「またー?森祭司(ドルイド)かもしんないじゃんよー」

「うるせー。あんな森祭司がいてたまるか。こえーんだよバカ」

「でもまだ子供じゃんよー」

「お前本当にバカだな。黙っとけよバカ」

「バカにバカって言われたくないよー」


汚い金髪に無精髭の恰幅のいい男と、黒髪の短髪に、刈り込まれた顎髭の痩せっぽちの男の二人が、木陰からアダムを見ていた。

二人共に着ているダボダボの服の上下は、ラップミュージックのアーティストのそれ。

セオドールとダーハムだ。

二人は並んで、アダム、いや亜実を観察していたのであった。


ガムドムルァの森は、ストラトドゥール国とレパード公国に跨がり、二人は、いつの間にか国境を越えてレパードに入っていたのだが、それに気付かず、まだ遭難中なのだ。


「何だとコノヤロー。テメー俺のこと、そんな風に思ってやがったのか。いいか、人間のふりした化けもんだぞ?あんな奴が森祭司なわけがねー。森祭司だとしても、俺が認めねー」

「そんな横暴なー。ちょっとぐらいこわくてもいいからさー、どっか街までついて行こうよー。熊肉わけてもらおーよー。でも怖いからついてきてくれよー」

「バカヤロー、一人で行け。俺はわけのわかんねー細いのを体に入れられて刺されて死ぬのはごめんだ」

「俺だってやだよー」

「うふふ、見られたからには、生かしてはおけませんね」


騒ぎ過ぎた二人の背後には、いつの間にか、亜実が操るアダムが立っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ