表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
475/2233

限界突破 Revolution

森の中。

木の穴の家で塞ぎ込んでいるアリスがいる。

池中瑠璃は、尚もアリスの周りを、そわそわウロウロしている。


と、泥島の強い思念が、念話となってアリスに届いた。


『食事に誘われただけで、俺、ジアナを好きになってしまいそう─────!』


「何だと」


突っ伏したまま呟いたアリスは、魂感知の能力を、最大パワーで発揮した。


「燃えろ俺の小宇宙(コスモ)───!」


叫んだアリスは、魂感知による視界を体の外に広げる。

写真のネガの様な、黒く感光した世界となったその視界が、アリスの脳に、映像となって映る。

アリスの意識は細長く伸び、森を越え、山を越え、遠い地へと行き着いた。

しかしそこは、射程の限界でしかなく、泥島へは程遠い。


「まだだわ!俺の命が終わってもいいわ!限界を超えろ俺!あん奴の魂を探し出すんだわぁぁぁぁッッ!」


その時───!


アリスの視界に、黄金の文字が浮かんだ。

そして声が聞こえた。


『目覚めよ!アール!イー!ブイ!オー!エル!ユー!ティー!アイ!オー!エヌ!』


「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ!限界突破!Revolution(レボリューション)!」


アリスに、新たなスキルによる力が宿った。

黒い闇の気、そして黄金の神気が爆発的に、アリスの体から放出される。


意識による視界は、再度伸びた。

景色が流れ、遠く、さらに遠くへと。

そして、色のついている灯火を見つけた。

泥島の魂だ。


アリスが勢いよく顔を上げる。


「捉えたぁぁッッ!」


目は爛々と輝いて、楽しそうな笑みを浮かべていた。

その顔を見て、ルリが喜びの声をあげる。


「アリス!機嫌が直ったのね!?」

「行くぞ池中!レパードだわ!」


アリスが一直線に穴から飛び出し、跳んで、木々の間をあちらこちらへ三角飛びで飛び回り、ルリの眼前に凄まじい勢いで着地した。

その目の光は力強く、金髪が、きらきら光る。


「隣の国!?何で!?」


アリスはルリを一瞥すると鼻で笑い、背を向けて、上半身だけ向き直り、両手を広げた。

そして下がり眉で目を見開き、口を横に大きく開きながら、口角を上げ、牙じみた歯を見せ嗤う。


「泥島の恋を、邪魔するんだわぁぁ!行くぞ今来た新魔法!暴走天使達的魔法(パープル・ハイウェイ・オブ・エンジェルス)!」


速度上昇の新魔法で、アリスは、そしてルリは、神速を超える超神速の速さを手に入れた。

アリスは駆け、ルリは飛ぶ。

勝ち気な笑顔で、アリスが叫んだ。


「俺より先に幸せになるのは許さん!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ