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泥島はチョロい
泥島はジアナを見る。
この世界では珍しい金髪に、引き締まった体。
日本人的なすっきりした顔立ちで、なかなかの美人ではないだろうか。
歳は二十代だろう。
少しお姉さんだが、年上ってのもリードしてもらえそうでいい。
着ている服は地味ながら、スカートも長めで、逆に清楚な気がする。
ジアナは、泥島から見て、なかなか魅力的な女性だ。
そんなジアナが、泥島を食事に誘う。
泥島は思う。
ナンパだ──────と。
「なっ、ないです!予定ないです!ジアナさん!」
「ほっ本当ですか!?あの、食事…はゴーレムだから無理か!しまった」
「いや食べれます!普段の俺は普通の人間の食事です!好き嫌いもほとんどないです!食べれないものはエリンギぐらいです!でもエリンギも食べれる様になる予定で!だから大丈夫ですエリンギも!」
「なら、おごらせて下さい!」
「いや、俺がおごります!そう俺が!男ですからね!」
泥島は、恋愛感情で池中瑠璃を甦らせたアリスを思い出し、非難したことを心の中で謝罪した。
アリス悪かった───!
告白どころか、食事に誘われただけで、俺、ジアナを好きになってしまいそう─────!
と。




