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泥島は自分を知らない
ギルドを出たゴーレム、泥島は、ジアナと並び往来を歩いていた。
肩には翼竜の死骸を担いでいる。
道行く人々は、珍しいであろう翼竜の死骸に一瞬目を丸くするが、ゴーレムを気にする様子はない。
「ゴーレムとか魔物って、この国では受け入れられてるんですか?」
「それは、はい。この国は魔法大国と言われる程ですから、魔導士がゴーレムを使役するのはよくある光景で」
「俺、誰かのパシリみたいに思われてるのか…!ブレブロでもアリスのパシリとか思われてたのかなあ…」
驚いたジアナが目を開き泥島の方に顔を向ける。
「ブレブロ!?ネイティス王国から来たんですか!?ゴーレム一人で!?」
「?…まあそうですけど」
「どうやって!?歩いてですか!?」
「え?普通に魔法で空飛んで」
「魔法で!?ゴーレムなのに!?」
「え!?ゴーレムって魔法使えないの!?」




