表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
439/2233

アリスとルリの再会

アリスは、木の穴の家にいまだにいた。

膝に突っ伏したまま、動かない。


それを茂みの中から見ている人間がひとり。

エディだ。


アリスのあとをつけて来たエディは、雨に打たれながら、全てを見ていた。


何だかよくわからないが、動物たちに謝るアリス。

何だかよくわからないが、動物たちに拒絶された様子のアリス。

何だかよくわからないが、泣くアリス。

そして、動かなくなったアリス。


これは慰めねばと思いながらも、何時間も声をかけられずにいるエディは、眠気と戦いながら、依然としてアリスを見ている。

エディが大きなあくびをし、鼻をひとすすりした瞬間とほぼ同時に、池中瑠璃が現れた。


「…ちょっとアリス、顔をあげなさいよ!」


怒気を孕んだ聞き慣れた声に、一瞬アリスの肩が跳ねた。

しかし顔をあげない。

こんなアリスを見たことがないルリは、体を引きずりながら近づき、顔を覗き込む。

よくはわからないが、ルリの目には、アリスが泣いている様に見えた。


「め、目なんてどこにあるのか、わからないけど」


慌てふためいたルリの口からついて出た言葉は、今言わなくていい、他愛もない思考の言語化でしかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ