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薬店、家族の肖像

薬店の裏の家を、あの娘の部屋として提供した。

小遣いを渡し、ブラブラさせるだけの毎日。

しかし、あの娘が街行く度に、皆があの娘に声をかける。

天真爛漫なあの娘は、その全てに全力で返答した。

時には子供たちにゲンコツをお見舞いし、だがその子供たちに慕われていた。

子供たちと一緒に、川に石を積んで塞き止める遊びをし、農夫たちに本気で怒られ、しょぼくれてフテ寝していることもあった。


みんなあの娘が好きだった。

ずっとこのまま一緒にいると思っていた。


あの娘がいなくなり、みんな気を遣って、エルザにあの娘の話はしないでくれている。

いつかこの日々に慣れる時が来るのだろうか?

いや、自分たち、特にエルザにとって、それはあり得ないだろう。

だから今は、子供ではなく、夫に戻るべきなのだ。

自分が、妻を支えなければならない時なのだ。

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