表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
396/2233

クマガイのトラウマ

電撃魔法(サンダーボルト)!」


魔導士たちが一斉に魔法を唱えた。

前の二人がしゃがみ、後ろの二人が立っているフォーメーションだ。

これは、狭い通路における魔法攻撃のセオリーの一つである、

樫で出来た杖の先端に電光が宿り、暗い通路がにわかに明るくなる。

そして、イゴールに向かって電撃がはしり、炸裂する。

しかしイゴールは、眉一つ動かさす、魔導士たちを見つめている。

そして、電撃は次第に小さく細くなり、やがて消えた。


「ま、魔法が効かないだと!?」


魔導士の一人が叫んだ時には、ビクトーが既に爪で四人の魔導士の首を落としていた。

首なし死体が地に伏し、その向こうに、片膝を着き、手を交差させているビクトーが見える。


「行くぞ、クマガイ。早く案内しろ」

「ひっ、はっ、はい。くそっ、寒いな」


クマガイはカチカチとなる歯、震える体を止める術を持たず、寒さのせいで震えているかの様な発言でもって、虚勢を張った。

それはクマガイにとって、単なる虚勢の様でいて、その実、この二人にとことんついて行く覚悟を決めろ、という、自分への無意識の投げかけからの言葉でもあった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ