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クマガイのトラウマ

クマガイは憔悴しきっていた。

不思議な瞳術で看守を操り、脱獄したビクトーとイゴールに連れられるまま、一緒に脱獄したまではよかった。

しかしその後がいけない。


ビクトーとイゴールは、地に上るのではなく、地下へ地下へと進んで行く。


しかも、二人の履く下駄の音が、通路に響き渡り、行く手を魔導士に阻まれるのだ。


「来たぞ!ここを通すな!撃て!」


深緑色のローブに身を包んだ魔導士が四人、T字通路の突き当たりに現れた。


「イゴルグ、またお願いします」


そう言ってイゴールの後方へと退くビクトー。

先頭を歩かされていたいていたクマガイも、イゴールの後ろへ慌てて下がる。


「もう嫌だああ」


人間が向かって来るのを見ると、この世界に来る前の記憶が甦る。

クマガイは、高木のスカートの中をスマートフォンで盗撮していた時に、その卑劣な行為を目撃した有栖川に殴り飛ばされ、組み伏せられた。

腕を背中のところでくの字に曲げられ、うつ伏せで動けない状態のクマガイは、有栖川に延々顔を殴られたのだった。


クマガイは頭を抱え、イゴールの陰でしゃがみ込んだ。

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