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ジャンビーヤ争乱
「回復魔法」
エディがアリスをお姫さま抱っこで抱え、瞬く間に距離を取る。
アリスの腕は、その間にすっかり復元された。
切られたアリスの左腕は、斬り主であるロイドが持っている。
「双剣の」
ロイドは、アリスの左腕だったものからジャンビーヤを引き剥がし、ヴァリッジに投げた。
受け止めたヴァリッジは、胸一杯に息を吸い込み、短く吐き出した。
「…一個借りだな、王子」
「気にせずともよい」
アリスは、顔をひきつらせながら、泥島を睨んだ。
「おいこら、ドロシペインかっこわらい。お前が考えなしにミスリルなんかになるから、つい助けに入って、俺が斬られたわ。こいつら終わったらお前覚悟しろよ。俺の左脇にお前挟んでワキワキして、ゲロ吐かせて殺してやるわ」
「ちょ、な、ええ!?俺え!?」
「バカお前、あれ魔法剣とか言ってんだぞ?多分お前なんか紙だわ。スッパァーンだわ」
「ほんとにい!?ヤバいじゃん!だから助けてくれたんだ!?ありがと!」
「うるせぇゴミが…!礼言うなら、お前まじそのロボ的なやつやめろ…!調子乗んなよまじで…!俺だってそんなんやりたいわ…!次俺の前でやりやがったら、まじでしらんぞ…!」
「やだ、めっちゃおこじゃないですか…!」




