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泥島 vs ヴァリッジ
「くたばれよ。なあ?」
「いや悪いけどくたばらないですよ。真銀変」
泥島は、泥の体の中に埋まっている聖金貨に魔力を注ぎ込んだ。
すると聖金貨と接している泥が、内側から一瞬でミスリル化する。
ヴァリッジの剣撃が弾かれる。
「体内の鉱石と同じ材質に自分を変化させやがったな。錬金術の応用だろ?なあ?」
「魔法教示。…うん、そうみたいですね~」
魔法教示で、使用能力の効果をわざわざ見た泥島。
これは、強さと裏腹に戦闘に不馴れだという、わざとらしいアピールだと、ヴァリッジは受け取った。
つまり、嫌味だと。
「そうみたいじゃねえよ、てめえ。癪に障る野郎だぜ」
ヴァリッジはダガーを腰に収める。
そしてタシリモの方を見る。
タシリモは、鞘入りのジャンビーヤを投げた。




