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魔軍の会議
「…では、これからの予定ですが」
ビクトーの言葉とほぼ同時に、マシアスがソファに座る。
今度は足をテーブルには乗せず、床についたままだ。
そして両肘を両膝に乗せ、手を組んで顎を乗せ、憤慨気味に口を尖らせた。
「待って下さいよ。俺は嫌だね。元魔王なんかと関わりたくねーな。拐ってどうするってんだよ?」
マシアスが嫌がるのはもっともだ。
身柄を確保するということはつまり、一緒にいなければならないということだからだ。
「…暗殺するのね」
静かに言い放つシャノン。
マシアスは背もたれに体を預けた。
ビクトーが続ける。
「そうです。ベルティザの本体を叩き、ギルバーティを倒します」
「そういうことかよ!?」
マシアスが喜色満面で体を跳ね起こした。
「任せとけよ!暗殺なら俺の短剣に」
「いや、マシアス。お前は俺と一緒にギルバーティを奪還する役だ」
「な…!?俺はまだしも、何故フォンテス様が!?」




