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ヴァリッジ vs イゴール

ヴァリッジの超速は、さらにその速度を上げていた。

縦に走った傷は、下から上に真っ直ぐに伸びている。

イゴールの瞼、そして眼球を、順手に持った右手のダガーで切り裂いたヴァリッジ。

左手のダガーは逆手に持っている。

そして、右手のダガーはいつの間にか、逆手に持ち変えられている。


続く左手の逆手ダガーによる斬りつけは、右手のダガーでの斬りつけによって伸びた体を、そのまま横に回転させて放つ繋ぎの二撃目である。

切りつけたのは首筋だ。


そしてさらに回転し、逆手に持った右手のダガーを、(あばら)と水平に刺す三撃目を放つ。

骨の間を滑らせる様にして刺されたダガーは、イゴールの肺にまで到達する。


そして足裏での蹴りを放ちながら、その勢いでもってダガーを引き抜く。


これを一瞬でやってのけるヴァリッジ。

速く、強い。


だが、ヴァリッジのダガーは、かつて冒険者にもらった古いダガーで、どうということもない無銘の短剣だし、ヴァリッジは魔法を使えない。

これでは、恐ろしい程の治癒力を持つ吸血鬼、それも複数が相手では、一時的な時間稼ぎにしかならない。

だが、勝利を確信してやまない、といった態度でヴァリッジは言い放つ。


「相手にならねえ。弱えんだよ、てめえら」

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