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トマトでも啜ってな、小僧

マシアスが目を見開き、ヴァリッジを睨み付けた。


「野郎も俺も獲物は一緒、どっちが上か見せてやるよ双剣のヴァリッジ」


マシアスが左腰の四本の短剣を抜く。


「俺のはダガー、てめえのはペティナイフだろ、小僧」


ヴァリッジが嘲る様に言葉を返す。


「この距離で聞こえてやがるのかよ、人間じゃねえよ、双剣のヴァリッジィィ!」

「人間さまナメんじゃねえぞ、吸血小僧」

「俺は小僧じゃねえ!てめえこそ、吸血鬼ナメてんじゃねえッ」


激昂したマシアスが、短剣を二本、投擲する。


「そういうところが小僧だってんだよ、小僧」


いつの間にかダガーを腰に戻しているヴァリッジは、投擲された短剣二本の柄を取りながら、瞬時に距離を詰め、マシアスの眼前にいた。


そのまま左手に握ったマシアスの短剣で、内から外へと水平に喉を切りつけ、逆手に持ち変えて頬を刺して貫通させた。

同時に右に握る短剣で腹を刺した。


そして一瞬体勢が崩れたマシアスの足を払って仰向けに倒しながら、金的、鳩尾、喉、頭部を、超高速の連続踵蹴りで踏み抜く。


「…見ろ。どう見ても人間だろうが、俺は」


親指は、いつの間にかカーゴパンツのポケットに戻されている。

マシアスは、一瞬で急所を四ヶ所踏み砕かれ、戦闘不能に陥った。

ヴァリッジが勢いよく背を向ける。


「トマトでも(すす)ってな、小僧」

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