死者に鞭打つゾンビ
「まぁ聞けって。結成理由を」
アリスはしゃがみこみながら、声をひそめる。
泥島からは、スカートの中の純白が丸見えだ。
「もう~、パンツ見えてるし~。お前マジで死ねよ~。俺もう嫌ですよ~」
「きゃっ、エッチ☆」
「お前マジで死ねよもう~。土弾で蜂の巣にしてやりたいよ~何なの~」
困惑の表情でアリスを見る泥島。
アリスはスカートを押さえながら、照れ気味に頭を掻く。
と、不意に真顔になり、話し始める。
「俺たちはゾンビだわ」
「いきなり何?」
「俺たちはゾンビだわ」
「まあうん、はい。もはやサイコパスですよ、お前……」
「俺は元に戻りたいわ。顔の縫い目をやっぱ消したいんだわ」
「まあまあまあ、そうですね、はい。お前は可愛いですもんね。」
「お前も元に戻りたいだろ?」
「俺は強くなったから、戻れなくていいですよ」
「まじで」
「……正直まじで」
「ありがと。素直に聞いてよかった。私あんたのそういうとこ、嫌いじゃないわウフフ」
「池中っぽい声色で最期っぽいマネやめてやれ…!アイツあれ本気で最期だと思って言ったやつですよ…!二週間後に生き返った時、俺顔合わせたくないよ…!あんな、最期だから許すよ感出してさあ…!二週間後に普通に再会って、絶対気まずいですよ…」
「生き返ったら言ってやるわ。お前何遺言っぽくキメてたの?ないわーって」
「やめてやれ…!恥ずかしくて逃げ出すぞアイツ…」




