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土弾(バレット)
ルリは水弾一発一発を単発でしか撃てない。
だが、泥島は嫌味なぐらいに連射して来る。
ルリは、恐ろしい程の連射が利く泥島の性能に苛立つ。
「何でそんなに連射出来るのよ!?」
ルリの言葉に泥島は、当然だ、と心の中で呟く。
ルリの水弾は、土台となる体から作り出した水の掌を指鉄砲の形にし、蛇の様に自在にうねる腕部分の角度をつけて狙いをつけ、圧縮した弾を撃つ。
対する泥島は、吸い上げた土に精霊が魔力を練り込み、右手の五指、左手の五指の計十指から、弾として撃ちまくるのだ。
指と指の間を開けば広範囲に撃ち出すことも出来るし、指を不規則に動かせば、弾道の予測は極めて困難だ。
これで狙いなどお構いなしに、大体の位置に向けて大雑把に撃つ。
ルリは、飛び回って弾をかわしているが、当たりそうになると、小さくなったり、軟化し弾力で受け止めたりしてやり過ごし、その合間に反撃の水弾を飛ばして来る。
泥島は、精霊にお膳立てしてもらって撃つだけのオートマチックなので、ルリが進化もせず、主に変型の応用だけで必死に応戦してくる様を見ると、自分との違いを感じて複雑な思いを抱いた。




