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土弾(バレット)
泥島は土弾を乱射する。
ルリは飛び回り逃げ回る。
「弾切れなしなの!?ムカつくわね」
土はいくらでもあるし、機関銃の様に連射が効く。
泥島の土弾は、ルリの水弾の性能を凌駕していると言えた。
ルリの場合は、一発ずつの射撃になる。
それでいて、水弾にしろ水散弾にしろ、水圧を込めて打ち出すので、消費も思ったよりバカにならない。
「不公平なのよ!水弾!」
着弾し、ゴーレムの体を貫く水弾。
しかし、穴が開いても、すぐに塞がってしまう。
「無駄だ。俺の泥兵変は精霊の力を借りてる。発動すれば、回復は精霊たちがやってくれる」
ルリは心の中で舌打ちする。
スライムであるルリにとって、自分が穴を開けられた場合は、体組織再結合によって体を塞ぎ、繋ぎ直さねばならない。
それはいわば運動の様なもので、気力と体力を消耗するし、撃ち抜かれ飛び散った水の分だけ、体内の水量が減る。
水量が減るということは、それだけ戦力が低下するということだ。
だから、体の形を変え、かわすのがベストなのだが、こうも連射されては、それもままならない。




