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泥兵変

泥島が地面に沈む。

と、地響きをあげながら、土が、ゴーレムの頭部を形作りながら盛り上がり始めた。

続いて首、肩、胸部が出来上がり、ゴーレムが手を地面について、腕立て伏せをする様に、太い腕を伸ばすと、腹までが地上に現れ、そのすぐ前に小さな山がせり上がって来る。

山はゴーレムの右膝部分だ。

せり上がりながら、膝から下が出現する。

もう一度屈脚すると、足が地に勢いよく着き、土埃が舞い上がった。

太い太い右足の脚力と、とんでもない重量がわかろうというものだが、ゴーレムの異様な出現方法の前には、当然の光景に見え、特別注目されることもない。


続いて左手をつき、前傾の姿勢をとるゴーレム。

すると、臀部が土から出て来て、左脚は地に膝を着いた形だ。

少しの後、左膝が地面を離れ、伸脚する。

立ち上がったゴーレムは、すぐに左足も僅かに上げ、地面から足裏を浮かせる。

そして足裏が地面に着き、確かに踏みしめる。


まるで地面から這い出るかの様に顕現した、剛直で荒々しいゴーレムの胸部に、泥島の顔が浮かび上がる。


「何か、泥島が遠くに行っちゃった感あるわ。ないわー」


アリスは小声で呟いた。

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