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ラーラの采配
「ん?痺れるな」
触手の動きが鈍い。
麻痺毒が撃ち込まれ、穴倉は思う様に動けない。
「後ろから撃つのが好きみたいだな、池中」
「そうね、嫌いじゃないわ。食らえ穴倉!スライムパンチ!」
ラーラの全身に伸ばしているルリの体から、無数の拳の形が作られ、突きの連打が穴倉の体に打ち込まれる。
血を吐きながら吹っ飛ぶ穴倉。
「血は赤いのね。でも、体の中は透明なのよね。どうなってるの、あんたの血は」
倒れている穴倉に、吐き捨てる様に言ったルリは、ラーラと分離した。
「熱線砲」
無数の熱線の帯が放たれた。
ルリもラーラも、穴倉が倒れているからと、油断してしまっていた。
穴倉は、自己再生で回復すると、何事もなかったかの様に起き上がる。
そして角に魔力を集めた。
「HPもMPも完全回復って、メチャクチャじゃない」
「瞬時に殺さなキャ、何度だって甦るというノカ…?」
「俺、なかなか死なないらしい」
穴倉は歩を進め、ラーラの傍らに立つ。
「まずはゴブリン。死ね」
「おノレ、何故動ケル?」
「ん?ああ。俺の混血熱線砲は、外部から入った血や毒なんかを心臓に逆流させて、俺の血と魔力と反応させて熱線砲のエネルギーにする。お前らが何を注入しても、無駄なんだよ」




