267/2233
透明 vs 虹色
「何かとんでもないことになってるわね、ミサ、助太刀するわ」
「ありがたい!ネジネジ!あの化け物を止めてくれ!」
「ネジ…!んん、わかったわ。穴倉、あんた何ちゅう化けもんになってんのよ。即刻立ち去りなさい。さもなくば…」
「池中か。その姿、お前…」
「あんたを殺す!!立ち去ろうとしても殺す!!」
「有栖川の様にか!!逆だ!!俺がお前を殺す!!」
対峙し殺意を刺し合う透明と虹色。そこにボルゾとメが到着した。
ボルゾがラーラに駆け寄る。
「ラーラ、メ殿をお連れシタ。舌を回復してやってクレ」
「ああ、わかった」
「何ダ、鳥肌ガ」
ボルゾは身震いし、思わず息を飲んだ。
その場にいた全員も、ボルゾと同じ様に震えた。
身震いしたのは、水でずぶ濡れになったからではなかった。
ルリの全身から、殺気が練り込まれた禍々しい闘気が溢れ出している。
「ミサ、離れてて。巻き添えを食うわ」
「ネジネジ、気を付けて」
「うん、それはまあ…。あのね、私をネジネジって言うのはやめて。誰にも言われたくないのよ」
───アリス以外には。
「そうか、すまない。ならば何と呼べば」
「ルリよ。スライムクイーンのルリ。今の私は、それ以上でもそれ以下でもないわ。そうでしょ、穴倉?」
「そうだな。お前は最低の化け物女だ」
「あんたに言われたくはないけどね!!」




