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戦いの風

ゲバザの森の奥深く、北の谷の向こうに、ゴグ族の集落がある。


10m程の幅の谷には、簡素な吊り橋がかけられていて、その程近くには、ゲブ族の前哨基地がある。


基地といっても簡素なもので、丸太で組んだ低めの見張り台に幌を被せただけのものだ。

そこにゴブリンアーチャー二人、ゴブリンシーフ一人、ゴブリンメイジ一人の編成で、ゴグ族の集落の監視にあたっている。


ゴブリンメイジは、ゴグ族の者から選出された、いわば人質でもあるのだが、それももはや形骸化し、和やかな雰囲気でゲブ族とゴグ族のゴブリンが寝食を共にする交流所と化していた。


低めとはいっても、高さは3mにも届きそうなもので、体躯が小さいゴブリンが体感する高さというものは相当のものだ。

その為、子供たちにも人気の場所で、いつも三人の子ゴブリンが遊びに来ていた。


そんな場所で、ミサは、不穏なものを感じていた。

風が生暖かく、何かねっとりした空気がまとわりつく。


「ねえラーラ、何かおかしい」


呼ばれたのはゲブ・シ・ラーラ。

ゲブ族のゴブリンシーフだ。

未熟ながら、クレリックの回復魔法も多少使える有望株で、ミサと双璧をなす女戦士である。


「そうダナ、戦いノ風ダ。探りを入れヨウ」


何かあったら後退し、報告することになっていたミサたちは、帰還も視野に入れた行動を開始する。

ゴブリン・メイジと子ゴブリンたちは、一度集落に戻るというので、ラーラとミサもついて行くことにした。

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