表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
230/2233

聞こえてきた念話

私、池中瑠璃とピィは森を征く。

ゴブリンの村はもうすぐだ。

あの糧食をくれたゴブリンはミサと言ったか。

彼女はいるだろうか。


思えば、彼女に出会った時、高木と穴倉はもういなかったけど、アリス、服部、泥島が一緒にいて、まだ私たちには、何となく平和な雰囲気があった。


しかし、あの銀色の鎧をつけたゴブリンとアリスが対峙してからというもの、色んな変化があった。

私の周囲で起きたことだから、まだある程度把握出来たが、アリスがあの銀色の鎧のゴブリンと組んだとなると、さすがにわけがわからない。


『姉御、どうしたの?具合でも悪いの?』

黙り込んで考えごとをしている私を心配し、私の頭上を旋回しながら、念話で語りかけてくるピィ。

「大丈夫よピィ。少し考えごとをしていただけだから。…っっ!?」

と、その時。


『誰カ、誰か助けてくレ…!』


私の頭の中に、ピィとは別の念話が割り込んで来る。

『何、この声は?姉御、初めて聞く声だわ。』

「ピィにも聞こえたのね。一体何なの、今の声は?この辺の動物かしら?…ん?コロからの伝令が飛んで来たわ。ひょうたん泉の方でも聞こえたみたいよ。」

『結構距離があるわよ?』

「そうよね。一体…しっ!」

私たちは耳をすませる。

またさっきの声が聞こえてきたからだ。


『助けてくレ…。我はメ、ゴグ族の長老、メ…。』


声は暗く、今にも死んでしまうんじゃないか、と思うくらいに弱々しい。

『…ゴグ族はゴブリンの種族よ、姉御。長老らしきゴブリンも確かに見たことはある。こんな広範囲に渡って無差別に念話を飛ばす力があるとは思わなかったけど、知能はゴブリンの中では高そうだった。私が持ってる情報はこれくらいよ姉御。…どうする?』

「答えてみるしかないわね。でないと、何も始まらないし、わからないまんまだわ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ