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バンダーベルグの思惑
バンダーベルグ、エオエル、悪童の反感を買ったのはそれだけではない。
アリスたちのパーティーのランクだ。
異例のクラスCから始まったのは話題になったし、そのランクも魔王の配下を撃退したとなれば当然の評価だ。
しかし、報道された内容は、魔王の配下撃退ではなく、アリスたちが悪童相手の模擬戦で互角に渡り合った、という創作記事だった。
噛ませ犬にされた悪童としては、どうにも面白くない。
ヴァリッジは、これを不服としたのだった。
故にヴァリッジは、タシリモの問題行動を告発する気でいる。
しかも告発にはエオエル、ミラー、バンダーベルグも賛同、その態勢を整え始めていた。
タシリモは何かを察知したかの様に、アリスとパーティーのランクをGに降格させた。
だが、そんなものでは流れは止まらない、とバンダーベルグは考えている。
理想は、タシリモの更迭による、アリスたちの契約解除だ。
そこまで行かずとも、タシリモとギルドの力を削げれば、色々動きやすくなる。
その時、本当の目的にアリスを巻き込みたい。
だからこそ、その根回しの一助とする為に、最低限、アリスと顔見知り程度にはなっておきたいのだ。




