表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2228/2233

お互いを敵として

 上空に蹴り飛ばされたシャサだったが、空中姿勢をコントロールして足から着地した。

 すると地上では戦局が膠着(こうちゃく)しているのか、誰も動いていなかった。

 因縁の相手、超人勇者ユウも動いていない。

 そしてエタースも動かなくなっていた。


(何だかんだ言って、やってくれやがるぜ)


 シャサの胸中に怒りの感情が沸き上がる。

 今がユウを倒すチャンスだと思ったが、逆に返り討ちに遭っている。

 自分は蹴り上げられ、エタースはその間に顔面を潰されて負けていた。

 だがジャービルは生きている。

 二人がかりでユウと戦うぞ、と意思疎通する為にアイコンタクトしようとするが、視線は別の者の横顔に遮られた。


「てめえ」


 シャサとジャービルの視線を結ぶ直線上にある横顔は、あずみのもの。

 眼球を動かしたあずみと目が合ったシャサ。

 胸中の怒りをあずみに全てぶつけるつもりで睨み付けるが、あずみは怯まずただ静かにシャサを見る。


「聞きたいことがあるでござる」


「何を偉そうに、このバケモンが」


 二人はお互いを敵として認識している。

 感情のとげを今は抑えているあずみと、止める気がないシャサとの間に、かげろう揺らめく様な熱気が立ち込める。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ