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ふーん、まあそうか
「!?」
レインの言葉は、この場にいる全員に衝撃を与え、誰もが耳を疑った。
「そんなことがあるのか……?」
「あり得ない……!」
「バケモノか……?」
誰もが驚愕の顔でレインを見る。
泥島は周りを見渡し、首を傾げた。
何故、誰もが驚き愕然としているのか理解出来ないからだ。
「何なんですかね」
「とんでもないことなんでござるよ」
すかさず答える服部あずみ。
その表情は真剣で、困惑に近い色があった。
「ふーん、まあそうか」
泥島は言うが早いか、少し腰を落とした。
踏ん張りが効き、かつ、素早く動き出せる体勢である。
先程までと違う新たなレインを警戒したのだ。
「無職から騎士になったんだもんね?」
事もなげにレインの変化を口にする泥島。
皆が、こんなことがあるはずがない、あり得ない、バカバカしい程バケモノじみている、と思う中で一人納得している様子だ。




