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背負っているものがある

 それが泥島には分かった。

 このレインという人物、人間性は悪くない。

 叔父を慕っているのもかんじ取れた。


(身近な人に恵まれている、か)


 そう心の中で(つぶや)いた泥島の脳裏に仲間たちの顔が浮かぶ。

 アリス、服部あずみ、池中瑠璃、高木亜実、穴倉羊透、他一名。

 皆、一癖も二癖もある連中だが、泥島にとっては仲間なのだ。

 泥島はそう思っている。


「俺もね、結構恵まれてるみたいだよ」


「そうみたいですね。 そして俺にもあなたにも背負っているものがある」


 レインの声はいつの間にか真剣そのもので、飄々とした雰囲気さえもどこへやら。

 お陰で泥島に向けられたのは、何の虚飾もごまかしもない、剥き出しの戦意。

 (さや)(ばし)る抜刀にも似ている静から動への移行がなされる時が来たのだ。


「そうだ。 でも」


 泥島は自分の背負っているものを噛みしめながら、腹の底から声を出した。

 重く、暗い声を。

 だが、泥島が背負っているものは。


「それだけじゃないんだ」


 その眼には後退の意思が微塵もない。

 レインと同じ、いやそれ以上の戦意が爆発的に放出された。

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