2179/2233
激突は必至
その言葉に目を丸くする泥島、そしてあずみ。
カワベの意識はユウに向いて、泥島にもあずみにも一瞥もくれない。
(ワシが読んだのは英語。 そして鑑定を使った。 そのことにあずみは気付かんじゃろうが、ゴーレムの方は果たして……)
カワベはこの世界にない知識を持っているのだ。
それはこの世界の住人ではないかもしれないということ。
だが泥島は気付かない。
「さすが年の功……」
何の疑問も持たない様だ。
その言葉にカワベは内心落胆しながら、対ユウに専念しようと集中し始める。
とはいえ周囲が見えないのではない。
俯瞰でこの戦闘の場を把握することに努め、その中でユウを見据える。
ユウを見ながら、常に誰の動きにも対応出来る構えを取るカワベは猫足立ちになる。
ユウは「うん、まぁそうなるよな」と言って頷き、自らの剣に手を掛ける。
激突は必至。




