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泥島とレイン
泥島は魔法教示を起動させる。
これは、泥島の目に映る攻撃を鑑定する能力だ。
時を同じくして、レインは黒貨に力を注ぎ込んだ。
黒貨に力を流し込み、魔法の弾丸にして相手に向かって飛ばすレインの能力。
また、自分や仲間の周りを浮遊させて、防衛用の弾丸としても使用出来る、様々な用途がある能力だ。
レインが能力を発動した途端に、泥島の目に映るのはUNKNOWNの文字。
不快感から泥島は顔を歪める。
「……それやめろって」
レインのこの能力は、泥島の魔法教示に鑑定されず、UNKNOWN、つまり正体不明と表示されている。
だが泥島はその意味を知らず、UNKNOWNと読んでいる。
魔法弾を飛ばす能力を、人糞弾を飛ばす能力だと勘違いしている。
故に泥島はレインのことが苦手だし、哀れにも思っている。
そして行く先行く先で対峙することに因縁めいたものもかんじ始めている。
「……あなたを倒して俺は運命を断ち切ってみせますよ!!」
「?」
レインは怪訝な顔で泥島を見る。
レインにとっての泥島は、不可解な言動に終始する謎のゴーレムである。
その存在は、思いのほかレインにとってプレッシャーとなる。




