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見事
そうユウが言った瞬間、ロイドの分身たちの姿が消えた。
「!」
同時に、正面のロイドがユウに向かって突撃する。
それは目にも止まらぬ速さで、タツキもゴウも反応出来ない程の速度だった。
だが、ユウには見えている。
真正面からユウも突撃した。
後から動いたユウだが、ロイドより速度は上。
走行距離でロイドに倍の差をつけ、真っ直ぐ抜き手を繰り出す。
ロイドの背中に、かんじたことのない特大の悪寒がはしる。
(受けねば死ぬ!)
必死に小太刀で受けるロイド。
しかしユウの超パワーに押され、凄まじい勢いで弾かれそうになる。
「ぐぅっ!?」
呻いたその時、ユウの力が弱まり、ロイドはごく小さく弾かれるに止まった。
ユウはいつの間にか逆手で抜剣し、ロイドの分身が繰り出す揺らめく刃を迎え撃つ。
ロイドの分身たちは、真正面のロイドと同じ速度、同じタイミングで、別三方向から襲い来ている。
だが、その全てをほぼ同時に弾いたユウ。
「見事」
そう言いながらもロイドは諦めてはいない。




