表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2161/2233

話せねえんだ、すまねえな

 エタースは別に他者とのコミュニケーションが得意なわけではない。

 シャサが丸投げしてくるので仕方なくだ。

 あずみは訝しげにエタースの顔を見て、周りをウロウロしていて、とにかく怪しんでいることだけが伝わってくる。

 どうしたものかと困るエタース。

 するとカワベが助け船を出した。


「あずみよ、忍は何も正義だけを遂行するわけではない。 わきまえい」


 頭領であるカワベにこう言われては、あずみも引き下がるしかない。


「……」


 納得行かぬといった表情で、無言となったあずみ。

 そっぽを向いて、長く息を吐く。

 気持ちの折り合いをつけようとしているのだろうことが、エタースにも容易に分かった。


「話せねえんだ、すまねえな」


 エタースはあずみに一言声かけるが、あずみは拗ねてしまったのだろう、反応がない。

 汚れ仕事をよしとしないあずみは少々面倒くさいが、魔物なのに正義感があるあずみという存在は、エタースに自分を省みさせる。

 人身売買などにも手を染める自分たちの稼業に思うところがないわけではないのだ。

 とはいえ、何も変わらないのだが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ