表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2137/2233

一刀両断

 クマガイの殺気、そして集中力は極限まで高まる。

 クマガイの体内で気が練り上げられ、うねる。

 右手をゆっくりと引くクマガイ。

 この時、操縦者は、クマガイの全身の気が右手に集束してゆくのをかんじた。


「一撃勝負か」


「ああ。 一発でブッ飛ばしてやるよ。 ドデカいやつで」


 操縦者の言葉に対し、何の駆け引きも見せないクマガイのストレートな返答。

 操縦者は内心、勝った、とほくそ笑んだ。

 何故ならば、操縦者には切り札があるからだ。

 そしてその切り札は、恐らくクマガイの次の一撃と相性がいい。


「そう、か」


 笑みを抑える黒の操縦者。

 会話をしながら用意した切り札の準備が整ったのだ。


(接続(コネクト))


 その瞬間、黒の操縦者は、操縦者ではなくなる。

 これまでは黒を遠隔操作していたが、黒の中に自分の魂を宿し、直接戦うのだ。

 こうなると無論、攻撃を受ければ痛みを受ける。

 だが、体の隅々まで自分の意思で動かせる。

 近接戦闘を敢行するということだ。


「死ね」


 黒の両手が鋭く尖りながら伸び、刃となった。

 さらにデシネと同じ、黒い気の刃を、この両手に纏う。

 太股はカモシカの様に太くなり、足先には(ひづめ)

 これで、見立てではクマガイの速度を凌駕し、細切れに出来るはずだ。

 いや、はずではない。

 クマガイの攻撃は、溜めに溜めての特大の一撃。

 当たれば黒は魂ごと消し飛ぶ。

 しかし、予備動作が大きい。

 スピード特化型の体に変化しつつある黒が、先にクマガイを切り刻む。

 これは決定事項だ。

 クマガイ自身もそれは理解している。

 しかし、(ひる)みはない。


「!」


 怯みはない、が。

 一瞬でクマガイは一刀両断された。

 HPが0になる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ