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強いだけだ

 黒の操縦者は、この世界での暗躍者を気取ろうとしていた。

 黒球は得体の知れない異物であるし、その強さはとてつもないはずだった。

 いや、実際にとてつもなかった。

 この世界における強者といえるアリスたちを蹂躙し、全滅の危機に追い込んだ。

 いとも簡単に、だ。

 黒の操縦者は、それ自体には満足している。

 だが、そこからが不満だ。

 クマガイの変化が不満だ。


(強いだけだと?)


 クマガイの言葉は、黒の操縦者をどこまでも苛立たせる。

 以前のクマガイは、わめいたり、闇に堕ちたりと、黒の操縦者が最も御しやすいタイプだったはずだ。

 しかし、今は違う。

 揺らぎがない。

 迷いがない。

 油断がない。

 甘さがない。

 こうなると、つけ入る隙がない。

 クマガイがもう一度言う。


「強い、だけだ……!」


 その目は、怒り猛り狂っている様でいて、しかし悲しみに満ち溢れている。

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