表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2125/2233

勝負

 現在のクマガイとデシネでは、圧倒的な差があるのだ。

 先刻までならば、クマガイに遅れを取らなかったであろうが、それはあくまで先刻までのこと。

 今のクマガイはもう、尋常ならざる高みにいるのが、黒球には分かった。


(まさか、あんな方法でレベルを上げるとは……)


 黒球にとって、この世界の(ことわり)はあまりにも自由すぎる。

 通常、味方を倒して経験値を得るなど、考えられない。


(普通のゲームではあり得ない方法だ……)


 黒球は、この世界をゲームの様に認識している。

 いや、ゲームの様に、ではない。

 ゲームとして認識していると言っていい。

 黒球はいわば、他のゲームのプレイヤーキャラで、それを何者かが操作しているのだ。


((たま)のレベルは70を超えているのに、届く気がしない……! だが)


 黒球の形状が変わり、人型をかたち作る。

 その姿は黒光りした、顔のない人。


「これなら勝負になると思うよ」


 不敵に言い放つ、黒の操縦者。

 しかしクマガイは顔色変えず、静かに答える。


「俺は勝負をする気はないよ。 お前が死ぬだけだから」


 その声に、目に、心に揺らぎは一切ない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ