表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2111/2233

聞けオイ、クマガイ

 だがデシネは黒い波動を手刀に(まと)い、前方に掲げた。

 手刀には黒い波動の刃がたちのぼる。

 そこに穴倉の熱線が激突した。


熱線砲(ブラスター)ァァァ!!!」


 一瞬で消し炭になるかと思われたデシネだが、穴倉の熱線砲は黒の波動刃の切っ先に触れて割れた。

 何のダメージも受けてないデシネが、無表情で穴倉を眺める。

 普段の穴倉は無表情でいることが、これには流石(さすが)に戦慄と悔しさが先立ち、焦りの顔になる。

 クマガイは、穴倉のこんな表情を見たことがない。


「なんっ、どうしたらいい」


 デシネの突然の反逆。

 突如崩れた均衡。

 強者たちが敵わない現状。


(何が起きてんだよ! 何が! アリス!)


 突然のことに混乱するクマガイは、打開策を求め、(わら)にも(すが)る思いでアリスに目を向ける。

 するとアリスと目が合ったが、どうやら魂を伝ってアリスの体も黒球に支配されかかっている。

 アリスは「こりゃ参ったわ」と言い、苦笑いしながら、脂汗を流している。

 余裕がないのだろう。


「おっ、俺の中に避難しろ!」


 クマガイは、アリスの魂をその身に受け入れようと提案したが、アリスは「や、オメェもこうなったら終わりだわ」と言って、フーッとゆっくり息を吐いた。

 そして「聞けオイ、クマガイ」と言ったのを最後に、念話を飛ばした。

 その内容に、クマガイは泣きそうな顔でアリスを見続ける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ