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別の世界と繋がるはず
クマガイたちがイルマに意識を向けると、既にアリスが説明を受け始めていた。
「なーる、フムフム、なーる」
本当にちゃんと話を聞いているのか?
そう思うクマガイは、イルマを挟んだ向こう側に立つデシネを気にする。
何だかデシネと合う気がするクマガイは、自分が気になったことはデシネも気になったのではないかと思った。
だが、デシネは特に気にする様子がない。
何となく相づちを打っている様にしか見えないアリスを、そして説明を続けるイルマを涼しげに眺めている。
「いいですか、普通の人間は自分の魔力だけを使って、魔法で炎を出しますけど、あなたたち魔物は、別世界の炎を召喚することがあるでしょう?」
「フーム」
「その時、別の世界と繋がるはずです」
「ほぉーん」
「その応用で、この空間と外を繋げないかと」
「そゆことか。 はーん、完全に理解したわ」




