表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2063/2233

あの女、何者だ

「何かあの女、見たことある気がするんだよな……」


 戦闘に加わらず、傍観の姿勢の吸血鬼マシアスがボソボソと呟いた。

 ガインと天使憑きの女は今まさに激突中。

 明確に殲滅を宣言された今、全員でかかり、全力で倒すべきだとマシアスは思う。

 のんきに傍観している場合ではないのは誰もが分かっているから、皆、臨戦態勢を取っている。

 マシアスもいつでも戦闘に加わる気ではいる。

 しかし、戦闘に参加する前に、何かを思い出さねばならない様な気がして、短剣を構えることはしていない。


「うーん、どこでだったかなあ」


 腕組みし、目を(つむ)って考え込むが、思い出せない。

 マシアスはあまり頭がよくない。

 しかも、吸血鬼らしく、衝動的に生きてきたので、そもそもが思慮に欠けていた。

 だが、マシアスなりに思慮する。

 この場での戦闘において、衝動に身を任せるだけでは打開出来ないこともあると学んでいたからこその行動だ。


「敵だったら覚えてるはずなんだよ。 しかもあんな強えなら、忘れるはずがねえ。 でも思い出せねえってことは、俺が会った時は強くねえ……? うーん……」


「どうした、マシアス」


 フォンテスがマシアスの目を見て言った。

 マシアスもフォンテスの目を見る。


「いや、あの女、見たことありません……?」


「……俺も少し気になっていた。 ……あの女、何者だ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ