表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2058/2233

ただの己(おのれ)

 だが、ふと思う。

 この声に身を委ねてどうする?と。


「……」


 黒球の声が聞こえる。

 力をくれると言っているのが分かる。


(力がほしい)


 ガインは力を欲している。


(誰よりも強い力がほしい)


 それは何の為?


((おれ)の周りの者の為)


「……」


 守るべきものがあるのならば、迷うことはないはずだ、身を委ねろ、と黒球が言っているのが分かる。


「……」


(そうだな。 その通りだ)


 そしてガインは抗わない。

 ただひたすらに黒球を理解し、同意して行く。

 黒球の声は喜色が強まって行く。

 新たなるしもべの誕生を予感して。


 ───だが。


「だが(おれ)は、貴様と共には()らぬ」


「……!?」


 ガインの目は、真っ直ぐ女に向かっている。


「あの女の神聖も、貴様の邪悪も、(おれ)が打ち破ろう。 神殿の騎士でも、魔物でもあり、そしてそのどちらでもない、ただの(おのれ)、ガインがな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ