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こんなの簡単じゃんか
クマバズソーの回転の中心に向かって、爆風が吸い込まれて行く。
クマガイは、クマバズソーの回転渦によって、爆発を吸い込み、触手の破片をその腕に受けていたのだ。
穴倉は触手を切られ、その断面から血を流しているが、涼しい顔。
「風が、その技の弱点だよ」
指摘されて、クマガイの表情が歪む。
悔しげなクマガイは必死だ。
「ちっくしょう!」
(回転する為の風が弱点って! どうしようも!)
触手は更にクマガイのバズソーに切り刻まれる。
そして粉状になって舞い、風に舞ってクマガイに向かって飛ぶ。
(どうしようもない! ってことでもないだろ!)
クマガイの体から、全方位に向かって風が一斉に噴出された。
破片は吹き飛ばされ、クマガイに到達しない。
「こんなの簡単じゃんか! 穴倉お前! 俺をナメてんのかッ!」




