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考えたくはないけどさあ
血を滲ませながら、またもクマガイはバズソー縦回転を始めた。
両腕には無数の怪我を負っているが、頭部から胴、足にかけては無傷で、クマバズソーの回転には影響がない様に見える。
黒球の力による体毛の鋭刃化は全く衰えていないし、バズソーの回転速度も変わっていない。
だが、体への負荷はかなりのもので、実は限界が近くなっていた。
(か、体中が痛えーッ!)
泣き叫びたい衝動をこらえるクマガイの目に涙が浮かぶ。
バズソー回転中なので、涙に穴倉は気付かない。
(腕だけじゃなくて、体中が痛えよおーッ! ……何で!?)
体の痛みの理由を自問自答するクマガイ。
そして即座に、一つの理由に行き当たる。
「考えたくはないけどさあ!」
そもそもクマガイはLVが初期のまま。
故に、基礎的な耐久力が低い。
だが、その低い耐久力で、黒球の力と風の力の両方を同時に使用し続けている。
体のダメージは、自分の技によって負ったものなのだ。




