表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1962/2233

どうしたものだろう

 そういうとデシネは上空を仰ぎ見た。

 見据える先にいるのはゾミである。

 対するゾミは、目を見開いて、眼光強く地上のデシネを睨む。

 ゾミの心には黒球の残滓(ざんし)がまとわりつき、憎しみが、敵意が、際限なく湧き出し始めている。

 いわば、操られている状態だ。

 だからこそ、ゾミが正気であればあり得ない裏切りが起きているのだ。

 本来ならば、ゾミにとってデシネは大恩ある相手。

 敵対することなどあり得るはずがない。

 だが、実際には敵対しつつある。

 今のゾミは、黒球の残滓によって、心が造り変えられ、曲げられているのだが、ゾミはそう認識出来ていない。

 逆に、先程まで同じ状態にあったデシネは今、自分の心の変化を認識出来ている。

 黒球と離れたことで、今の自分の心が正気であることを認識出来ている。

 とはいえ。


「やることは変わりませんね」


 デシネの視線にゾミの視線が重なる。

 二人の感情はすれ違うが、どちらも相手の変化に困惑していない。

 敵対心を剥き出しにしているゾミ、黒球が離れ正気となっているデシネ、両者共にだ。


(さて、どうしたものだろう)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ