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ひっくり返してやるわ
(俺って……)
苦笑してしまうクマガイ。
アリスの一挙手一投足にどうしようもなく影響されてしまう自分の心の在り様に、自嘲する様に首を振った。
そしてうつむきながら、ポツリと呟いた。
「俺って、お前らと一緒……か……。 まぁ、造られた化け物なんだよな……」
どうしようもなく突き付けられた現実。
それについての言葉。
そこには空虚さも含まれている。
……だが、アリスの言葉がまたもやそれをかき消してしまう。
「俺ら全員そうだろうが。 だからよぉ、俺に任せときゃオッケーよ、おめぇ。 そんなの全部ひっくり返してやるわ」
「え? どういう自信なの、それ」
そしてクマガイは、アリスに何かを期待してしまう。
アリスは自信ありげにニヤリと笑った。
「考えてることがあるからよぉ。 まぁよぉ、とりあえずは」
そして手をかざし、デシネを甦らせた。




