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俺たちの初クエストはこれからだ!!

「ほら、もぉぉぉぉ!服部が起きて来ねぇからぁぁぁぁぁ!」

アリスの絶叫が、冒険者ギルドの窓口にこだまする。

アリス、あずみ、ガインの三人は、ギルド窓口の壁面の掲示板の前にいた。

そこには、クエスト依頼の紙が貼られている。

しかし、Gランクともなると、その依頼はまるで、子供のお遣いレベルの低難易度のものになってしまう。

しかも、今はもう昼過ぎ。

ろくな依頼など、残っているはずがなかった。

「もっ、申し訳ないでござる。」

あずみは、起床が遅かった自分のせいで依頼があまり残っていないことに責任を感じ、謝罪の意を込めて、アリスに向かって深々と頭を下げた。

胸がゆっさと揺れ、豊満な谷間がアリスの視界に飛び込んで来る。

「ま、まぁ、誠意は受け取ったというか、こう、両手で受け止めたいわ。しかし、けしからんな~。実にけしからんわ~。」

その視線を胸に感じ、あずみは、無防備の気恥ずかしさ、女として意識されている嬉しさ、若干の非難の気持ちと共に湧き上がる愛しさがないまぜになった気持ちを抑えられず、アリスを抱きしめた。

アリスの顔が、胸に埋もれる。

「ありだわ…!断然ありだわ…!」

アリスの機嫌が瞬く間に直ったのが、あずみにはわかった。


「うむ、こんなところであろうな。」

ガインが、残っていたクエストの紙を掲示板から外し、読み上げた。

朴念仁のガインは、二人の距離感が変わったことを気にも留めない。

「獰猛な犬の世話。御老人の話し相手。薬草採集。残っていた中で目ぼしいのはこの三つだ。どうする。」

「ろくなのねぇなオイ。」

「獰猛な犬の世話がいいでござる。性格を矯正しての忍犬作り、してみたかったでござるよ。」

「よそ様のワンちゃんに何する気だよお前!却下!」

「己は御老人の話し相手を推す。人生経験から来る含蓄ある言葉は、今晩の貴様たちの家での夕食や就寝の際の、己たちの会話の核となってくれるだろう。…アリス、今日の晩ごはん何?」

「お前、今日もうちでめし食う気なんかい!バカお前、神殿に帰れ!さっきの俺たち見て空気読め!ムラムラしてんの!却下!」

「ん?よくわからんが、決まったな。」

「わからんでござるか!?…決まったでござるな。」

「わかんねぇのかよ、クソゴブリン!とにかく今日は帰れ!…薬草採集で決まり、だな。」

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