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俺たちは本当は

「この世界のこと、どこまで知ってるんだよ?」


 ザックリと、しかし逃れられぬ、芯を食った言葉。

 アリスは一度目を丸くし、そして細めて、クマガイを見据える。

 そして、しばし考えた末、少しごまかしてみる方向で行こうと思った。


「ここのことか?」


 どこまでも続く何もないこの天使たちの空間のことを聞かれたかの様に答えるアリスだが、クマガイは首を振る。


「そうじゃない。 例えば、俺たちが本当は人間じゃないとか」


「うーわ……」


 顔を歪めたアリス。

 それだけでクマガイは、アリスがある程度のことを知っていると察した。


(ああ、やっぱアリスは知ってるんだ)


 そして穴倉を見やる。

 何ら動揺の様子がない穴倉の視線は真っ直ぐクマガイに向いている。


(穴倉も知ってるんだな。 やっぱりそうなんだな)


 クマガイは目を伏せ、暗い表情になった。

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