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叫ぶ黒球

 しかし、黒球の思惑通りにはならなかった。

 クマガイは、闇に堕ちなかった。

 それは黒球にとっては、あり得ないことだった。

 それ程までに、クマガイが抱いていた感情は、暗いものだったのだ。


「……」


 あてが外れた格好の黒球。

 肥大化しながら、火球の炎に焼かれ、そしてその炎を内に取り込んで行く。

 エネルギー許容量はいよいよ限界を迎えているが、それを察知している者はこの場にはいない。


「……」


 黒球は、叫んだ。

 そして炎を一気に飲み込まんとする。

 一斉に何倍もの大きさに膨れた黒球。

 そして火球をスッポリと包んだ。


「……」


 限界ギリギリだが、黒球は穴倉の火球を飲み込みきった。

 本当に飲み込みきった。

 誰にも届かぬ黒球の声が、やった!という風な声が、どこかにこだましたかもしれなかった。

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