表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1859/2233

黒球の苦労

 同じ要領でアリスを狙いたかった黒球。

 だが、アリスの心を揺さぶるきっかけがなかった。

 アリスとて、負の感情を持たないわけではない。

 心揺れぬわけではない。

 だが、すぐに立ち直ってしまう。

 悩みが悩みとして持続しない。

 負の感情と結び付く黒球にとって、ポジティブな者は一番相性が悪い相手ということになる。

 一時的につけ入ったとしても、心持ちが明るくなってしまえば、黒球は途中で弾き出されてしまう。

 この世界に干渉するには、この世界の者に寄生せねばならない。

 黒い負の感情を慢性的に抱えている者を探さねばならないのだ。

 黒球のこの苦労は誰にも伝わらない。


「……」


 だが、方法がないわけではない。

 傍若無人で唯我独尊な性格のアリスではあるが、仲間に対する思い入れは強い。

 それを黒球は察知出来た。

 つけ入る隙はそこにあると、黒球は察知出来た。


「……」


 だから黒球はクマガイの心を狙った。

 まずクマガイをアリスから引き離し、ショックを与える。

 そしてクマガイが引き返せないところまで誘導した(のち)、アリスの心へと移る気だった。

 しかしクマガイは黒球を拒絶した。

 まさか拒絶されるという選択肢が存在するとは、黒球は思いもしなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ